オオハクチョウとコハクチョウ初歩の初歩
日本に渡ってくるハクチョウは2種類
オオハクチョウとコハクチョウがいることはよく知られていますが、
いざ、初心者が区別しようとかなり難しいのは確かです。
ただし、野生動物は工業規格品のように、みんな見た目が同じというわけにはいきません。上の写真のようにすぐ区別できるのはむしろ稀かもしれません。
たとえば次の2枚の写真はどうでしょう。
①より②のほうが首が長くみえます。
それに、ハクチョウの群れはかなりの割合で灰色の幼鳥がいます。
幼鳥のくちばしはまだ黄色くありません。嘴の黄色の割合といっても、それは幼鳥には即使えないのです。
ハクチョウを見慣れている方はすぐわかると思いますが、あまり見たことない人は冒頭の知識だけで、この2つの写真を区別することは難しいと思います。
ハクチョウの大きさも一回り違う程度では、距離の関係でそんなに差がないように見えることもあります。
写真の通り、幼鳥の嘴の黒い部分は成鳥になってもそのままです。
ですので、嘴で区別をつけるときは、黄色い部分より黒い部分を意識したほうがよいことがわかります。
オオハクチョウとコハクチョウはそのほか、鳴き声や振る舞いでも区別ができます。
見た目だけでなく、声の特徴や振る舞いの差まで紹介しましたが、これでも十分とは思えません。
やはり、実際にハクチョウを何回も見て慣れないといけないかもしれません。
自分も完全に区別できるようになるまで、2週間くらいかかりました。
はじめまして
2021年1月からなぜかハクチョウの撮影にハマっています。
野鳥の知識はまったくなくすべては白紙から始まりました。
これからハクチョウについて時々書いていこうと思います。
よろしくお願いいたします。